飯舘牛復活へVol 2 和牛繁殖農家山田猛史

山田猛史さんは、震災前まで、米、タバコ、ブロッコリーの栽培、和牛繁殖を行なう複合農家でした。避難先を転々とする中で山田さんは、和牛繁殖のみを行ない、今も村から10数キロ離れた飯野町で避難生活を行なっています。飯舘村で使われなくなった広い農地を有効活用するには、放牧を利用した畜産しかない。そう考えた山田さんは、着々と準備を進め、2017年度にはかつての水田を利用した放牧実証試験を県と一緒に始めました。県のモニタリング検査で牧草の安全性は確認されていても、実際の放牧は行われたことはなく、データの蓄積が必要でした。
山田さんは、出産を終えた老齢の牛を購入し、放牧実証試験に臨みました。血液検査などすべての項目において1年目の結果に異常はなく、2年目の今年は若い牛でも実証試験に臨んでいます。さらに放牧地としてふさわしい村の共有地でも試験を実施。この春には飯舘村に新しい牛舎も完成し、2019年度からは本格的に放牧経営に乗り出します。息子さんも後継者として育ち、繁殖と肥育、両方の事業を2人3脚で進めていくそうです。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう