われら飯舘村民~大渡美咲さん〜

故郷を見つめ続ける記者

「それでも飯舘村はそこにある」。このタイトル本の作者、大渡美咲さんは飯舘村出身の新聞記者として東日本大震災と東京電力福島第一原発事故により被災した土地と人々を中心に取材を続けています。特に飯舘村は故郷であることから、家族はもちろん今も避難生活を続ける同級生や知人が多く、大渡さんならではの取材が行われています。
撮影を通して感じるのは、飯館村を出て生活してきた大渡さんの故郷に抱くある種の“申し訳なさ”といった感情です。それは、原発事故を契機に芽生えたものだと思われますが、復興を願いながら直接そこに加わっているわけではないという“申し訳なさ”以上に、それまで当たり前にあると思っていたものが突然奪われてしまった者の悲しさ、怒りと表裏一体であるような気がします。

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